羽生結弦が23日開幕世界選手権を欠場 北京五輪で負傷の右足首完治せず 16歳の三浦佳生が出場

[ 2022年3月2日 05:30 ]

<北京五輪・フィギュア>男子フリー、演技を終えリンクを引き揚げる羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 日本スケート連盟は1日、フィギュアスケート男子で北京五輪4位の羽生結弦(27=ANA、写真)が23日開幕の世界選手権(フランス・モンペリエ)を欠場すると発表した。欠場理由については「北京オリンピックで受傷した右足関節の捻挫が完治していないため」とした。昨年12月の全日本選手権4位の16歳、三浦佳生(目黒日大高)が代わりに出場する。

 羽生は2月10日の北京五輪フリーで、前人未到の大技クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)が世界で初認定された。その前日の9日の公式練習中に挑んだ4回転半で激しく転倒。負傷を重ねていた右足首を再び痛め、医者からは10日の安静が必要と診断されていた。

 フリー当日の公式練習でも痛みは収まらず、演技前の6分間練習直前には注射を打った。「いろんな気持ちが渦巻いた結果としてアドレナリンが凄く出て、自分の中で最高のアクセルができた」と振り返ったが、代償は大きかった。20日のエキシビションも痛み止めを服用しながら出演し「足首はちゃんと休ませてあげようかな」と語っていた。翌21日に帰国した。

 今シーズンは全日本選手権、北京五輪で強烈な印象を残した。今後について羽生は「フィールドは問わない」としつつ「羽生結弦のスケート好きだなと思ってもらえる演技を続けたい」と話していた。

続きを表示

2022年3月2日のニュース