現役復帰の大迫傑　マラソン中継にゲスト出演「シミュレーションしながら未来の自分にもプラスに」

大阪マラソン・びわ湖毎日マラソン統合大会 （ 2022年2月27日    大阪市・大阪府庁前～大阪城公園、42・195キロ ）

大迫傑
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　大阪マラソン・びわ湖毎日マラソンの統合後の第1回大会が27日、大阪府庁前から大阪城公園までの大阪市内のコースで行われた。レースを生中継したNHK総合テレビには、男子マラソンの前日本記録保持者で、6位に入賞した昨夏の東京五輪男子マラソンを最後に一度は引退し、今月7日に現役復帰を大迫傑（30）がゲスト出演した。

　大迫は、レースを見ながら「実は10月、11月くらいから復帰することは決めてはいたので、常に僕だったらどう走るかなとか、今まで同世代で頑張ってきた選手ともう1回いっしょに頑張っていこうよみたいな、若い世代が今、台頭してきているところですけど、（出場してる）今井（正人）さんもいらっしゃいますけど、僕らみたいな世代がもっともっと結果を出して若い世代を引っ張っていかきゃいけないみたいな思いを感じながらレースを見たりしています」と話した。

　そして、引退宣言した時の心境を「あの時は、これで最後だという思いで、ラストレースにヘッドスライディングするような気持ちでやってはいたんですが、落ち着いて米国に帰って考えてみた時に、そして他のマラソン大会での選手の走りに刺激されまして、もう1度ワクワクするところで刺激のある場所で戦いたいというふうに思いました」と振り返り、次に出場するレースについては「まだ決まっていないんですが、秋口か来年の春になるんじゃないのかなって思っています」とし、「僕なら今どこを走ってのかとか、来年、再来年に走る可能性もあるので、シミュレーションしながら未来の自分にもプラスになるように見ていますね」と話した。