ウィザーズ連敗 八村は10得点 ラプターズも黒星 渡辺は5得点

[ 2022年2月27日 12:34 ]

キャバリアーズのオズマンをマークするウィザーズの八村(AP)
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 NBA東地区全体11位のウィザーズは26日、オールスターゲーム(20日)が行われたオハイオ州クリーブランドの「ロケット・モーゲージ・フィールドハウス」で同5位のキャバリアーズと対戦し、カイル・クーズマ(26)が自己最多となる8本の3点シュート(試投11本)で34得点と13リバウンドを稼いだが、86―92(前半42―40)で競り負けて27勝33敗。球宴明けの後半戦2試合はいずれも黒星となった。

 ウィザーズは第4Qの6分すぎに84―75と9点をリードしていたが、ここからのチームスコアは2―17。3点シュートの成功率は47・8%(23本中11本)というハイアベレージだったものの、再延長で敗れた前日のスパーズ戦同様、土壇場で決め手を欠く試合となった。

 八村塁(24)は15―11と4点をリードしていた第1Qの7分52秒にコートに入ると、その1分後には正面から最初に放った3点シュートを成功。第2Q3分25秒にも左サイドから“長距離砲”をさく裂させた。結局22分の出場でフィールドゴール(FG)を7本中4本を成功させて10得点。2ケタ得点は今季20試合目の出場で9回目となった。3点シュートは2本とも成功。昨季32・8%だった成功率は48・8%にまで跳ね上がっている。

 キャバリアーズは連敗を3で阻止して36勝24敗。球宴に出場したガードのダリアス・ガーランド(22)のほか、ライジョン・ロンド(36)、キャリス・ルバート(27)といったバックコート陣の主力が故障で欠場したが、ジャレット・アレン(23)、ラウリ・マーカネン(24)、エバン・モーブリー(20)で組んだ先発のフロントコート陣の平均身長は210・0センチで、これはウィザーズ3選手(203・3センチ)をサイズで6・7センチ上回っていた。

 マーカネンは5本の3点シュートなどで23得点、アレンは18得点と14リバウンド、新人のモーブリーも14得点と11リバウンドを記録。ペイント内での得点では44―32と優位に立って勝利を収めた。

 一方、東地区全体7位のラプターズは敵地アトランタ(ジョージア州)で同10位のホークスに100―127(前半58―66)で敗れて32勝27敗。前日のホーネッツ戦では32点差で敗れていたが、この日も第2Qの序盤で12点をリードしながら後半では勝機をつかめなかった。

 球宴に出場したフレッド・バンブリート(28)がチーム最多の24得点をマーク。渡辺雄太(27)は91―118で迎えた第4Qの残り2分52秒から起用され、フローターと3点シュートで5得点をマークし、短いプレータイムながら2リバウンド、2アシスト、1ブロックショットも記録した。3点シュートは2本放って1本成功。今季の成功率は37・1%(昨季は40・0%)となった。

 ホークスは29勝31敗。球宴に出場したトレイ・ヤング(23)が41得点をたたき出し、ここ5戦では4勝目を挙げている。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場4分8秒=5得点)
(1)8分55秒・正面やや左から3点シュート=〇(アシスト・クーズマ)
(2)11分29秒・正面からプルアップでジャンプシュート=〇(アシスト・キスパート)
 ▼第2Q(出場7分1秒=3得点)
(3)3分25秒・左サイドから3点シュート=〇(アシスト・アブディヤ)
(4)4分46秒・左サイドからのドライブでユーロステップから右手でフックシュート。モーブリーにブロックされる=×
(5)6分43秒・正面でターンアラウンドからジャンプシュート=×
 ▼第3Q(出場4分47秒=2得点)
(6)9分54秒・ペイント内でステップバックからジャンプシュート=〇(アシスト・キスパート)
 ▼第4Q(出場6分27秒=無得点)
(7)3分56秒・右ベースライン沿いからのドライブ。ダブルクラッチから左手でスクープショット=×
(8)8分32秒・左サイドからジャンプシュート=×

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