ライスボウルで富士通が2年ぶり日本一 QB高木が第4クオーター逆転TD「勝つことができてよかった」

[ 2022年1月4日 05:30 ]

アメリカンフットボール日本選手権ライスボウル   富士通24-18パナソニック ( 2022年1月3日    東京ドーム )

<パナソニック・富士通>優勝し喜ぶ主将・趙翔来(中央)ら富士通メンバー(撮影・西川祐介)
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 富士通がパナソニックに24―18で勝ち、2年ぶり6度目の日本一となった。富士通は14―18の第4クオーターにQB高木のTDランで逆転。6年ぶり5度目の頂点を狙ったパナソニックを振り切った。WR松井が最優秀選手に輝いた。昨年まで社会人代表と学生代表が競ったライスボウルは社会人代表の12連勝で実力差が開いていたため、今年から社会人Xリーグの上位4チームによる準決勝を勝ち上がった2チームの対戦に見直された。新型コロナウイルスの影響で昨年同様、従来の各15分の4クオーター制から各12分に短縮した。

 4点を追う第4クオーター序盤、富士通のQB高木は正確なパスをWR小梶に通して敵陣深く攻め込むと、最後は相手守備の空いたスペースを突き、自ら走り込んで逆転のTDを奪った。「勝つことが全て。勝つことができてよかった」と栄冠の余韻に浸った。

 チームは一昨年の日本社会人選手権決勝でオービックに敗れたことを契機に、山本ヘッドコーチ(HC)がQBを外国人選手から日本人にした。準決勝でオービックを破り、この日はレギュラーシーズンで競り負けていたパナソニックに雪辱もした。控えとして外国人QBからプレーを学んできた高木は「伸びしろがあると思う。もっと成長していきたい」と貪欲で、同HCは「攻撃陣を率いてチームをまとめてくれた。判断も含めてレベルが上がった」と褒めた。

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