東葛が謝罪会見 廃部検討も1・8開幕戦出場へ ラグビーリーグワン

[ 2022年1月4日 17:32 ]

元所属選手の薬物逮捕問題に関する記者会見で、冒頭で頭を下げる梶原健代表(中央)ら東葛のスタッフと選手
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 ラグビーリーグワンの東葛(旧NEC)は4日、昨年12月30日に東京都内でコカイン所持による麻薬取締法違反の疑いでブレイク・ファーガソン容疑者(31、1月2日付けで契約解除)が逮捕された問題で、東京都内で梶原健代表らが出席して記者会見を開いた。

 梶原代表は会見冒頭で「リーグワンの開幕が目前に迫る中、このような事態になったことを深くお詫び申し上げる」と陳謝。今後はコンプライアンス研修や注意喚起、新規契約選手の身辺調査などを徹底し、1カ月後をめどに調査委員会による報告書をまとめる考えを示した。

 東葛は今月8日に横浜(旧キヤノン)との開幕戦を控えるが、この日午前中に辞退はせず、出場する方針を発表した。この決定について梶原代表は「チームは関与していないこと」を理由に挙げた。一方で事案発覚後の緊急会議では「あらゆることを検討した」とし、開幕戦やシーズン全体の辞退、廃部も含めて検討したことを明かした。

 新リーグの開幕は3日後、東葛の初戦は4日後に迫る。チームは先月31日は練習を行ったものの、今月1、2日の練習は急きょ中止。3日に選手、スタッフ全74人の薬物検査を実施し、全員の陰性を確認した同日午後から練習を再開したという。会見に同席したプロップ滝沢直主将は「このようなことを起きたことを真摯に受け止め、選手なので今後のプレーや社会貢献を通じて信頼を少しでも回復できたらなと思う」と話した。

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