【玉ノ井親方 視点】苦手の琴桜撃破の豪ノ山 前に出る圧力がいつも以上にある

[ 2026年5月19日 05:30 ]

大相撲夏場所9日目 ( 2026年5月18日    両国国技館 )

<大相撲夏場所9日目>琴桜にはたき込みで勝利した豪ノ山(手前)(撮影・篠原岳夫)
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 押し相撲は乗っている時は連勝するが、歯車がかみ合わなくなると連敗する傾向がある。我々の世界では、つら相撲と呼ぶが、今場所の豪ノ山はその流れが良い方向に出ている。琴桜戦もいったん押し返されて土俵際まで下がったが、俵伝いに回り込んで逆転のはたき込みを決めた。

 琴桜戦は過去1勝9敗と苦手にしていたが、今場所は前に出る圧力がいつも以上にある。土俵際で引き技が決まったのも、立ち合いの当たりに威力があり、大関を押し込んで後退させることができていたからだ。そのため琴桜が慌てて反撃に転じた時に、足がついていかなかった。

 豪ノ山は勝っても負けても真っ向勝負で、思い切り自分の相撲を取る、見ていて気持ちの良い力士だ。2日連続の大関撃破で霧島との1差をキープ。10日目の琴勝峰戦も楽しみな一番になりそうだ。(元大関・栃東)

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