荒磯親方が年寄「二所ノ関」襲名 初場所から名称変更、相撲協会の中心担う期待

[ 2021年12月20日 05:30 ]

荒磯親方
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 大相撲の荒磯親方(35=元横綱・稀勢の里)が年寄「二所ノ関」を襲名することが19日、分かった。師匠を務める荒磯部屋は初場所(来年1月9日初日、両国国技館)から二所ノ関部屋に名称が変更。既に日本相撲協会理事会でも承認されている。現在の二所ノ関親方(元大関・若嶋津)は来年1月12日に65歳となり、初場所限りで定年。「二所ノ関」は5つある一門の一つで伝統の名跡で、関係者によると将来的には相撲協会の中心を担ってほしいとの期待が込められているという。

 二所ノ関部屋には戦前に活躍した元横綱・玉錦、史上2位の32度の優勝を誇る昭和の大横綱・大鵬らが所属。13年初場所限りで閉鎖も、現師匠が14年12月に松ケ根部屋からの名跡変更で復活した。

 現在の二所ノ関部屋は部屋付きの放駒親方(元関脇・玉乃島)が放駒部屋として初場所から継承する。放駒部屋は9年ぶりの復活。荒磯親方は19年初場所限りで引退し、今年8月に田子ノ浦部屋から独立。来年5月には茨城県阿見町に新たな部屋が設立される予定だ。

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2021年12月20日のニュース