春の王者・東洋大が全勝で有終の美!全日本選手権では格上撃破を目指す 関東学生アイスホッケーL

[ 2021年11月23日 20:45 ]

スポーツニッポン新聞社後援2021年度関東大学アイスホッケーリーグ   東洋大7―2早大 ( 2021年11月23日    東京・DyDoアリーナ )

<東洋大・早大>勝利し歓喜する東洋大(撮影・久冨木 修)       
Photo By スポニチ

 ディビジョン1グループA最終日の3試合が行われ、10年ぶり9度目の優勝を決めていた東洋大が7―2で早大を破り、7戦全勝の勝ち点21で有終の美を飾った。中大が勝ち点16で2位、明大が同14で3位となった。

 東洋大は1―1で迎えた第2ピリオド、FW小堀雄太郎主将(4年)の得点でリードを奪うとリズムを取り戻し、3分間で3得点と畳みかけて突き放した。これで5月の関東大学選手権に続く2冠。最優秀選手に輝いた小堀主将は「スター選手が多い中で、自分の好きなプレーだけでなく泥臭いプレーもできたから勝てた」と振り返った。

 試合ごとに監督、スタッフ、主将らが課題などを共有した上で、選手はミーティングを行う。チーム内でしっかりとコミュニケーションが取れていることで、個の能力が組織でより生きるようになった。報復のペナルティーがほとんど見られなかったように精神面も安定していた。小堀主将は「成果が出てきているんじゃないですか」と話した。

 インカレ(日本学生氷上選手権=12月25~29日、北海道帯広市)では前回19年大会に続く連覇を狙うが、その前に全日本選手権(12月16~19日、長野市)が控えている。鈴木貴人監督は「近い将来、アジアリーグとも対等に戦えるチームを目指している。選手たちにはいい経験を積んでもらいたい」と格上との対戦でのさらなる成長を期待していた。

 なお、表彰選手にはスポーツニッポン新聞社から特製トロフィーが贈られた。表彰選手は以下の通り。

 ▽最優秀選手 小堀雄太郎(東洋大)
 ▽最多ポイント 佐久間雄大19(明大)
 ▽ベスト6 GK=佐藤永基(東洋大) DF=武部太輝、福田充男(以上東洋大) FW=久米誠斗、中島照人、宮田大輔(以上東洋大)

続きを表示

この記事のフォト

2021年11月23日のニュース