高木美 W杯1500メートル開幕連勝、北京金へ満足せず「高い意識持っていく」

[ 2021年11月23日 05:30 ]

W杯第2戦最終日 女子1500メートルのレースを終え、声援に応える高木美
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 スピードスケートW杯第2戦最終日は21日、ノルウェー・スタバンゲルで行われ、女子1500メートルで世界記録を持つ高木美帆(27=日体大職)が1分55秒67で優勝した。第1戦に続く勝利で、この種目で通算11勝目。佐藤綾乃(24=ANA)が1分56秒51で3位に入った。女子500メートルは平昌五輪覇者の小平奈緒(35=相沢病院)が37秒52で今季初勝利を挙げ、この種目で通算28勝目。男子500メートルは日本記録保持者の新浜立也(25=高崎健康福祉大職)が34秒57で今季2勝目、通算8勝目を挙げた。

 世界記録保持者の高木美は2位に0秒58の大差をつけて開幕2連勝を飾った。本命種目の1500メートルで通算11勝目。来年2月の北京五輪での金メダルへ視界は良好だが「凄くいい時と比べ、タイミングが合わないと感じる部分があった」と満足はしていない。今大会は第1日に慣れない5000メートルにも出場。2位だった1000メートルも含めて高い水準の滑りを続けている。

 11、12月のW杯4大会の成績が北京五輪日本代表の選考対象になるため、12月3~5日に米ソルトレークシティーで開催される第3戦で五輪出場を確実にする可能性がある。高地リンクで世界記録更新も期待される次戦に向け「できることを少しずつでも増やしていきたい。高い意識を持ってやっていく」と表情を引き締めた。

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2021年11月23日のニュース