「大きなチャレンジ」ジョセフHCがメンバー選考の狙い語る

[ 2021年10月21日 15:41 ]

ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフHC
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 ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(51=ニュージーランド)が21日、23日のオーストラリア戦(大分市・昭和電工ドーム大分)のメンバーを発表したことを受けて、オンライン会見をした。

 南半球4カ国対抗戦で、19年W杯優勝の南アフリカを撃破するなど、大会を4連勝で締めくくった強豪。元トヨタのフランカー、フーパー主将、花園のSOクーパーら、日本に馴染みがある世界的選手がスタメンで出る。先発15人の総キャップ数551、平均36・7キャップ(日本は同232、平均15・4)の豪華メンバーに対し、「大きなチャレンジになる。自分たちがやるべきことをやるだけ」と力を込めた。

 SOに松田を起用。絶対的な司令塔の田村を控えに回したことについて、「田村は軽いケガがあって準備ができなかった部分がある。準備ができているという意味で松田力也を選んだ」と説明した。

 また、6、7月の全英・アイルランド代表ライオンズ戦、アイルランド戦のツアーの参加を見送ったSH流がスタメンに復帰。19年W杯8強の立役者の1人には、攻撃のテンポを期待するだけでなく、「リーダーとしても素晴らしいものがある。自分の仕事をしてもらいたい。自信を持っている選手で、他の選手への影響も大きい」と精神面でも信頼を寄せた。

 FW第3列は、ガンター、ラブスカフニ主将、姫野が先発出場をする。オーストラリア出身のフランカー、ガンターは初キャップになる。リーチを控えに置いた理由について、「経験がある選手が後半に出てくることでインパクトを残してくれると思う」と流れを変える役割を期待した。

 FBにマシレワを使い、19年W杯メンバーの山中は23人から外れた。「山中は残念な気持ちだと思う。今のバランスを考えた。マシレワはハイボールも強く、どこからでもアタックをできるので、彼を選んだ」と説明した。大学や所属チームでCTBを務めたフィフィタは、スタメン出場をするオーストラリア戦を含めてWTBで起用を続ける方針で「ミスはあるかもしれないが、このレベルの試合を経験させればさせるほどいい選手になると思う」と飛躍を期待した。

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2021年10月21日のニュース