体操・橋本 個人総合最年少Vへ貫録首位発進!「楽しむだけ」

[ 2021年10月21日 05:30 ]

体操・世界選手権第3日 ( 2021年10月20日    福岡・北九州市立総合体育館 )

男子予選、床運動を終えガッツポーズする橋本大輝
Photo By 代表撮影

 東京五輪で個人総合と種目別鉄棒の2冠を達成した橋本大輝(20=順大)が好発進した。初優勝を狙う個人総合は合計88・040点の予選首位で22日の決勝へ。同種目では日本選手史上最年少の金メダルを視界にとらえた。種目別でも1位の鉄棒のほか、床運動、あん馬、平行棒で予選を突破した。また、鉄棒の内村航平(32=ジョイカル)は14・300点の5位で、24日の決勝に駒を進めた。

 真夏に放った輝きに陰りはない。2冠達成の東京五輪はコロナ禍で無観客だったが、今大会は好演技に拍手が降り注ぐ。「成功して(会場が)沸いてくる感覚が久々だった」。6種目に王者の誇りを込めた橋本が、個人総で予選首位。つり輪で技が認定されず取りこぼしたが、次の跳馬で着地をピタリと決め「跳馬から立て直せて、6種目通せたのが良かった」と胸を張った。

 数々の不安を振り払った。五輪後の疲労を抱え、状態が万全でない中で迎えた今大会は、不慣れな中国製器具を使用。予選は午前9時20分スタートで、最近は午前4時半起床の生活を送ってきた。「何回も起こされないと起きられない」と言う20歳にとっては試練だったが、五輪金メダルスコアの88・465点に肉薄。中国のライバル、張博恒の87・897点も上回った。

 自身の鉄棒を終えると、内村の演技に熱視線を送り、心の底から応援した。「同じ日本代表として臨んでいたので、ベストを出してほしい一心で。ライバルとかじゃなく、やり切ってほしいと思った」。24日の種目別鉄棒では、五輪では実現しなかった直接対決が待つ。「しっかり盛り上げていきたい」と闘志を高めた。

 床運動、あん馬、平行棒でも決勝に進出。個人で1大会メダル5個なら、13年アントワープ大会で4つのメダルを獲得した内村を上回る。まずは22日、個人総合決勝。20歳2カ月の橋本が勝てば、09年大会を20歳9カ月で制した内村を超える日本最年少の金メダルだ。「頂点を狙ってくる選手は多いけど、自分の演技に集中して楽しんでいくだけ」。黄金の輝きから、橋本のメダルラッシュが始まる。

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