日大開幕連勝 フッカー転向の井上が6トライ「うれしい。伸びしろもある」

[ 2021年10月11日 05:30 ]

ラグビー関東大学リーグ戦1部   日大86―3専大 ( 2021年10月10日    日大G )

 4試合が行われ、リーグ戦1部は日大が86―3で専大に圧勝し、開幕2連勝を飾った。計14トライのうち、今年からフッカーに転向した井上風雅(2年)が6トライ。2試合計9トライ、2試合連続プレーヤー・オブ・ザ・マッチと存在感を見せている。対抗戦Aグループでは帝京大が100点ゲームで開幕3連勝、慶大は2勝目を挙げた。

 日大は前半だけで4トライを挙げた井上が、後半も2トライ。昨年まではフランカーも「将来は上でやりたいと。じゃあフッカーで挑戦しようとなった」(中野克己監督)と転向わずか半年で2番をつかみ、得意のボールキャリーやタックルでも存在感を発揮。本人も「(6トライは)素直にうれしい。伸びしろもあると思う」と手応え十分だ。終盤は走力が落ち「ガス欠気味だった」と指揮官は注文を付けたが、それも期待の裏返し。85年度以来の優勝へ、小さなフッカーが大きな原動力となる。

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2021年10月11日のニュース