アドベンチャーランナー北田氏 ドイツで開催の1001キロノンストップレースを日本人初挑戦&完走

[ 2021年10月1日 05:30 ]

1001キロを完走し、ゴール後にメダルを手に笑顔を見せる北田雄夫氏
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 ドイツ南東部バイエルン州の森林・山岳地帯で9月12日(現地時間)から行われていた1001キロノンストップレース「Mega Race(メガレース)」に初参戦していたアドベンチャーランナーの北田雄夫(たかお)氏(37)が25日、324時間28分(※13日12時間28分)の6位でゴールし、日本人初挑戦で完走という偉業を達成した。

 このレースは、324時間の制限時間内に、気温5~20度の森林地帯を走破し、最高標高は1438メートル、累計標高は±2万2000メートルのアップダウンコースを走破するというもので、世界7大陸のアドベンチャーレースを2017年に日本人で初走破した北田氏が、新たなチャレンジとして出場したものの苦戦を強いられたという。「濡れた牧草地、険しい山々、補給チャンスの乏しいコース、寒さ厳しい野宿、終わらない道のり…。悩み、そして、足の痛みは尽きない状況でしたが、それでも前に進み続けることができ、ほんと良かったです。皆さんからの応援があったからこそ、またひとつ、成長することができましたし、無事に完走することができました。ドイツの美しい風景、親切な人々に囲まれながらチャレンジすることができ、素晴らしいレースとなりました」と、日本で応援する仲間に加えて、現地の人たちの応援でゴールできたことに感謝の気持ちを伝えた。

 レース後に、北田氏は「長距離における足のケア方法やメンタルコントロールなど、改善すべき点が見つかりましたので、次に生かしていきたい。来春行われるヒマラヤ山脈850キロレースに向けて、これからの日々でトレーニングを積み重ねていきます」と、次なる世界のアドベンチャーレース挑戦に向けて熱い思いを伝えた。

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