「ほっとした気持ち」 元横綱白鵬が引退会見 間垣親方、優勝45度

[ 2021年10月1日 17:33 ]

 引退の記者会見をする元横綱白鵬=1日午後、東京・両国国技館
Photo By 代表撮影=共同

 大相撲で史上最多45度の優勝を誇り、9月30日付で引退した間垣親方の元横綱白鵬(36)=本名白鵬翔、モンゴル出身、宮城野部屋=が1日、東京都墨田区の両国国技館で記者会見を開き、心境について「ほっとした気持ちでいっぱい。引退を決めたのは(7月の)名古屋場所の10日目です」と語った。今後は同部屋付きの親方として後進の指導に当たる。

 2001年春場所で初土俵を踏み、右四つを軸とした万能な取り口でスピード出世を果たし、07年名古屋場所で第69代横綱に昇進した。10年には史上2位の63連勝をマーク。通算1187勝、横綱在位84場所など数々の史上1位記録を樹立し、長く角界をけん引した。

 一方で土俵人生の終盤は、優勝インタビューの際の三本締めといった問題行動や、張り手の連発など粗暴な取り口が批判を招いた。年寄襲名は、協会規則を守るなどの誓約書に署名する異例の形で承認された。

続きを表示

2021年10月1日のニュース