ボッチャ杉村&高橋、小池都知事を表敬訪問で決意新た「さらなる高みを」

[ 2021年10月1日 12:09 ]

記念撮影に応じる(前列左から)日本ボッチャ協会の澤邉芳明理事、日本代表の杉村英孝、東京都の小池百合子知事、日本代表の高橋和樹と競技アシスタントの峠田佑志郎
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 東京パラリンピックのボッチャ個人(脳性まひBC2)で金メダル、チーム(脳性まひ)で銅メダルに輝いた杉村英孝(39=伊豆介護センター)と、男女共通ペア(脳性まひ・運動機能障がいBC3)で銀メダルを獲得した高橋和樹(41=フォーバル)が1日、東京都庁で小池百合子都知事(69)を表敬訪問した。

 小池都知事から「おめでとうございます」と祝福され、「素晴らしい活躍ぶりには、多くの方が心を動かされたと思います。大変な結果を残してくれました」と称えられた2人。杉村の代名詞で、密集したボールの上に乗り上げる得意球「スギムライジング」については「凄かったですね!思わず立ち上がって拍手しましたよ!」と声を掛けられた。

 ボッチャ日本選手初の金メダリストとなった杉村は「自分のテーマとして過去の自分に打ち勝つこと、何より大好きなボッチャを楽しむことを目標に目の前の試合を戦いました」と振り返り、高橋は「自国開催で、たくさんの方の応援が力になりました」と感謝した。

 東京パラリンピックでの活躍により、ボッチャ人気も上昇した。この熱を今後につなげていくことが、日本代表の使命ともなる。杉村は「東京で開催されたムーブメントというものを一過性で終わらせることなく、競技者としてさらなる高みを目指しながら、これからも精進していきたい」と抱負。高橋は杉村に目を向けながら「隣に金メダルを獲得した杉村選手がいまして、(自分は銀メダルだったので)悔しい思いがあります。3年後のパリでは金メダルを獲得して杉村選手と喜べるように頑張りたい」。小池都知事は「おお!」と笑顔を見せ、高橋の決意表明に会場からは拍手が送られた。

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2021年10月1日のニュース