坂本花織「良い点数を取りたい」新フリーで覚悟の出陣 ジャパンOP前日練習

[ 2021年10月1日 16:46 ]

<ジャパンオープン2021公式練習>笑顔で練習する坂本花織(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートの本格的なシーズン到来を告げる「ジャパン・オープン」の前日練習が1日、会場のさいたまスーパーアリーナで行われ、女子で18年平昌五輪6位の坂本花織(シスメックス)は悩んだ末に新フリーに挑む覚悟を語った。

 8月のげんさんサマー杯では3季前の「ピアノ・レッスン」を演じて優勝したが、今回から海外ドキュメンタリー映画の音楽「No More Fight Left In Me/Tris」に挑戦。げんさん杯でのスコアなどを検証した上で、新曲への挑戦を決断したという。「やっぱり(曲が)戻ってしまうと、自分のレベルも後戻りしてしまうんじゃないか。良い点数を取りたかった」と思いを語り「アメリからマトリックスまでこれ大丈夫かなというスタートが多かったけど、最終的に自分のものにできた。自分の気持ちとブノア先生の意志を信じてやる」と決意を固めた。

 猛練習中の演目だけにこの日の曲かけ練習ではミスも多かったが、「ちょっと疲れが残っていた。今日中に調整して明日ベスト尽くせるように」と気持ちを切り替える。五輪シーズンに向けて「全日本まで3カ月しかないので、時間はどんどんなくなっている。無駄がないよう、考えて日々行動していきたい」と引き締めた。

 今年のジャパン・オープンは国内選手による2チーム対抗戦。各チーム男女3人ずつのチームレッド、チームブルーに分かれ、フリーの合計点で競う。

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2021年10月1日のニュース