桃子 単独首位発進、悲願メジャーそしてミセス初Vへノーボギー66「総合的にいい一日」

[ 2021年10月1日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 日本女子オープン第1日 ( 2021年9月30日    栃木県烏山城CC二の丸・三の丸C=550ヤード、パー71 )

10番、ティーショットを放つ上田桃子(撮影・西尾 大助)
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 上田桃子(35=ZOZO)が5バーディー、ボギーなしの5アンダー、66をマークし、単独トップに立った。日本女子オープンでは自身初の首位発進。メジャー初制覇、結婚後初優勝に向けて好スタートを切った。前回大会覇者の原英莉花(22=日本通運)、渋野日向子(22=サントリー)は3アンダー、68で4位。3週連続Vを狙う西村優菜(21=スターツ)は1アンダー、70で30位発進となった。

 日本女子オープンでは自己最少の66をマークし初の首位発進。上田は「ショットがいい感じで、特に前半はチャンスが多かった。総合的にいい一日だった」と満足そうに振り返った。

 前半の14番パー5で15ヤードのアプローチを20センチにつけると、続く15番は2メートルの好機を生かし連続バーディー。難易度の高い17番は残り195ヤードから4Uで3メートルにつけてスコアを伸ばした。後半も2バーディーを奪った。

 メジャー48戦目の出場だが、これまでは15年ワールド・サロンパス・カップ、日本女子プロ選手権の2位が最高。勝てば01年日本女子オープンの島袋美幸の42試合目を上回る、最遅記録となる。「メジャーは私が獲ったことがない、一番獲りたい大会。優勝争いしたことはあっても手が届いていない。4日間は長いし、心技体全てがそろって初めて勝てるのかなと思う」。タイトル獲得への思いは募る一方だ。

 ミセス初Vも懸かる。35歳の誕生日だった6月15日に一般男性と結婚した。約1カ月前に落ち込んでいた時、夫に「もやもやしているなら行こう」と誘われ東京タワーへ。展望台から景色を眺めていると「自分の考えていることなんて小さいんだな」と気分が晴れたという。

 今回と同じ烏山城CCで開催された16年大会は初日に81を叩き予選落ちした。「一日一日良くしようとした結果が5年後の今だと思う。あの時よりは成長していると思う」。進化した姿を見せる4日間にする。

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2021年10月1日のニュース