レスリング高校生世界女王へ 17歳・藤波朱理「楽しみしかない」

[ 2021年9月29日 16:05 ]

初の世界選手権に向けて意気込む女子53キロ級代表の藤波朱理
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 10月2日開幕のレスリング世界選手権(ノルウェー・オスロ)に出場する53キロ級代表の17歳・藤波朱理(三重・いなべ総合学園高3年)が29日、オンライン取材に応じた。

 シニアデビューとなった20年12月の全日本選手権で優勝し、今年6月の全日本選抜でも世界選手権連覇の奥野春菜(自衛隊)や同銀メダルの入江ななみ(ミキハウス)ら強敵を下して代表入りを決めた。初の大舞台にも「今のところ全く緊張していないです。楽しみしかない」という強心臓ぶり。兄・勇飛(25)は17年世界選手権銅メダリストで、「お兄ちゃんから世界選手権は楽しいよって、いろいろなエピソードを聞いてワクワクしています」と笑顔がこぼれた。

 東京五輪の同じ階級では向田真優(ジェイテクト)が優勝し、パリ五輪を見据えるホープは「国内に世界で一番強い人がいるので、パリでは自分が倒していきたいと思います」と闘志。まずは世界選手権で強烈なデビューを飾り、3年後の足掛かりとする。

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2021年9月29日のニュース