入江陵介 コロナ禍での東京五輪 アスリートとしての葛藤「『オリンピック出たい』って言うと…」

[ 2021年9月29日 14:59 ]

競泳の入江陵介
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 競泳男子背泳ぎで東京五輪まで4大会連続出場の入江陵介(31=イトマン東進)が28日深夜放送の関西テレビ「グータンヌーボ2」(深夜0・40)に出演。コロナ禍での五輪への出場での選手として葛藤を語った。

 北島康介、松田丈志に続く、4大会連続での五輪出場。「最初は18歳で、その時は『オリンピック、出られる、うれしい、うれしい』って感じだったんですけど、今とか年齢重ねるごとに重みはすごく増してきましたね」としみじみ。「日本代表っていろんなモノを背負ってるし、スポンサーの方とかもいて、自分が何かしてしまったら、一気にご迷惑をおかけしてしまうとか…っていうのは年齢重ねて感じるようになりました」と語った。

 4大会目の東京五輪は日本代表の主将として戦った。「代表=友達じゃない。チームであって、同じ目標を達成するための仲間だってことは伝えるようにしましたし、みんなに自分たちの目標を達成するために1つになろう、チームなろうっていうのは伝えたりしました」と入江。男女が一緒に競技をする水泳という競技については「他の競技は男女分かれていたりするんですけど、水泳は男女がずっと集まってやっている競技なので、接し方も難しいし、男だけならまだ楽だったところもある。(水泳チーム)全体で一人で(主将を)やってたので…」と本音をもらした。

 さらに、コロナ禍での開催となった東京五輪について「今回は1年延期になったりとか、『東京オリンピックが開催されるかどうか?』っていういろいろな議論がされている中で、『僕たちもどう発言していいのか?』と(悩んだ)。『オリンピック出たい』って言うと、すごく叩かれちゃうし、でも、選手としてはそれが仕事だし、いろんな葛藤がすごくありました」と語った。

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2021年9月29日のニュース