5年前同じ会場で逆転負け 堀琴音が雪辱の思い「思い出深いコースなので頑張りたい気持ちが強い」

[ 2021年9月29日 18:15 ]

<日本女子オープン・練習日>練習ラウンドで笑顔を見せる堀琴音(撮影・西尾 大助)
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 女子ゴルフの21年メジャー第3戦日本女子オープンは30日から4日間、栃木・烏山城CCで開催される。同じ会場で行われた16年大会で2位になった堀琴音(25=ダイセル)が29日の会見で「私は5年前のことはあるので、人とは気持ちが違う。思い出深いコースなのでより頑張りたい気持ちが強い」と決意表明した。

 16年大会出場時は20歳。2位タイで臨んだ最終日は前半でスコアを2つ伸ばし首位で折り返した。しかし、11、12番の連続ボギーで後退。距離が長く難易度が高い17番パー4では、グリーン手前の池に入れるリスクを回避するため第2打を池の手前に刻んだが、第3打を寄ら切れずに痛恨のボギー。3組前で回っていた当時高校3年生の畑岡奈紗に1打差でメジャータイトルを奪われた。

 堀は「悔しい思い出しかない。“あの時2位だった”と何百回も言われてきた。言われるたびに悔しかった」と思いを吐き出し「ゴルフ人生で一番記憶に残る試合だし、一番苦い思い出。その代わり一番名前を覚えてもらった。いろんな意味で大きな試合だった」と総括した。

 悪夢の逆転負け以降も順調な道を歩んできた訳ではない。不振に陥りシード落ちも経験した。しかし、今年7月のニッポンハム・レディースで悲願のツアー初優勝を飾った。

 「できれば優勝して烏山城に戻りたい気持ちがあった。優勝して戻って来れて良かった」。烏山城CCでのプレーは5年ぶり。「コースは変わっていないけど、グリーンが5年前より軟らかい」と印象を語った。

 「5年前より自分自身もうまくなっているなと思った」とプライドを漂わせた堀。リベンジの思いを胸にティーオフを迎える。

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2021年9月29日のニュース