上野由岐子 凱旋登板は2回無失点で勝利貢献「五輪のイメージが意外と残っていた」 次節は有観客予定

[ 2021年9月6日 05:30 ]

第54回日本女子ソフトボールリーグ後半開幕節   ビックカメラ高崎5-2Honda ( 2021年9月5日    神奈川県大和市・大和スタジアム )

<ビックカメラ・ホンダ>ホンダに勝利し笑顔を見せる上野由岐子(撮影・小海途 良幹)
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 「第54回日本女子ソフトボールリーグ」(日本ソフトボール協会、日本女子ソフトボール機構主催)の後半開幕節最終日1試合が5日に無観客で行われ、ビックカメラ高崎がHondaに5―2で逆転勝ちし、首位をキープした。東京五輪で金メダルを獲得した日本代表の上野由岐子投手(39)が6回から登板。1安打1奪三振の好リリーフで勝利に貢献した。

 上野が試合を締めた。逆転した直後の6回に登板して2イニングを1安打1奪三振。右打者の外角に決まる変化球の制球が良かった。五輪後初のリーグ戦も危なげなかった。

 「うまく投げられたというか、力みもなく、五輪のイメージが意外と残っていたんだなと思いました」

 金メダル獲得後は4日間休み、「国内用に頭の中を切り替えた」とリーグ戦へ調整を積んだ。後半戦初戦のこの日、日本代表でも同僚の藤田が、実質の先発で2被弾する苦しい展開だったが、Honda投手陣の乱れもあって勝利。首位を守り「来週につながる」と声をはずませた。

 次節は有観客の予定。五輪の注目度をリーグ戦につなげるべく、「期待されているパフォーマンスをしないといけない」という使命感で投げ続ける。

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