松山英樹 今季最終戦は26位「悔しい思いをして、また来シーズンを迎える」ツアー選手権最終R

[ 2021年9月6日 18:36 ]

米男子ゴルフツアー プレーオフ最終戦・ツアー選手権最終日 ( 2021年9月5日    ジョージア州 イーストレークGC=7346ヤード、パー70 )

松山英樹(AP)
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 4月のマスターズでメジャー初制覇を果たした松山英樹(29=LEXUS)は70で回り、通算イーブンパーの26位で今季最終戦を終えた。パトリック・カントレー(29=米国)が通算21アンダーで初のシーズン王者に輝き、ボーナス1500万ドル(約16億5000万円)を獲得。前週までの戦績に応じた打数差をつけてスタートした今大会の順位が、シーズン総合順位となる。

 「出ることは一つの目標」という30人限定のツアー最終戦に8年連続で臨んだ松山。松山は最終18番をバーディーで締め、26位で終えた。「バーディーで終われて良かった」と息をつきながらも、「いい成績で終われたら良かったけど、この内容じゃあちょっと…。悔しい思いをして、また来シーズンを迎える」と視線を向けた。

 今季唯一の勝利が4月のマスターズでのメジャー初制覇。「そこだけは褒めたい」と評価する。ただし悲願のメジャータイトル獲得にも、妥協の姿勢は一切ない。今季を通じての自己評価は「納得できるものではなかった。上位に行く回数が圧倒的に少ない。数を増やしていけば、優勝するチャンスも増えてくる」というもの。今季トップ10入りは3度。本格参戦した14年以降、8季目で最も少なかった。トップ25で見ても、やはり最少の10度。来季の目標については「僕の中にあるもの」と多くを語らなかったが、シーズンを通じて安定した成績を収めることが米ツアー通算7勝目、そしてさらなる勝利につながると感じている。

 終盤は東京五輪から6週連続出場で疲労を隠せず、「ちょっとゴルフをしたくないくらいしんどい。あしたは一日何もしないでゆっくりしたい」が本音だ。つかの間のオフを経て、「必要な課題がたくさんあるので、克服していけるように頑張る」と新たなシーズンへと踏み出す。

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2021年9月6日のニュース