五輪報奨金アラカルト 海外では家と牛5頭、生涯分のガソリンなどの例も

[ 2021年8月11日 05:30 ]

報奨金1億円の目録を手に笑顔のフェンシング男子エペ団体で金メダルを獲得した見延和靖
Photo By 共同

 東京五輪フェンシング男子エペ団体で日本勢として初の金メダルを獲得した見延和靖(34)が10日、群馬県高崎市で行われた所属先のネクサスの報告会に出席し、日本フェンシング協会の会長も務めた同社の星野敏代表(60)から報奨金1億円が渡された。

 【五輪報奨金アラカルト】

 ☆JOC 日本オリンピック委員会(JOC)は、東京五輪のメダリストに報奨金として金500万円、銀200万円、銅100万円を贈ると規定されている。

 ☆マラソンは1億円が3度 日本実業団陸上競技連合は東京五輪で日本人メダリストを誕生させる目的で15年から日本記録を更新した選手に1億円の報奨金を用意。設楽悠太(ホンダ)に1度、大迫傑(ナイキ)に2度の計3度、1億円が贈呈された。

 ☆4000万円と係長昇進 平昌五輪で日本女子初の2冠に輝いたスピードスケート女子の高木菜那(日本電産サンキョー)が、所属先の親会社である日本電産・永守重信会長を表敬訪問した際、報奨金4000万円と3階級特進で係長昇進も約束された。

 ☆家と牛5頭 東京五輪バドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得したインドネシアのグレーシア・ポリーとアプリヤニ・ラハユには政府から1人当たり50億ルピア(約3800万円)が贈られるほか、レストランチェーン店舗が贈呈される。ラハユには出身地のスラウェシ島の地元当局から家と牛5頭が提供されるという。

 ☆生涯分のガソリン 今大会でフィリピン初の金メダルに輝いた重量挙げ女子55キロ級のヒディリン・ディアスには13人乗りの大型車や生涯分のガソリンなど変わり種の賞品も含まれ、地元メディアは計1億ペソ(約2億2000万円)相当に上る勢いと報道している。

続きを表示

この記事のフォト

2021年8月11日のニュース