小山田氏辞任で組織委がコメント 続投は「誤った判断」とおわび

[ 2021年7月19日 21:17 ]

国立競技場と五輪マーク
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は19日、開会式で楽曲制作を担当するミュージシャンの小山田圭吾が辞任を申し出た件について、コメントを発表した。

 「本日、オリンピック開会式 クリエーティブチームのメンバーである小山田圭吾氏から、東京2020組織委員会に対し、その職を辞任するとの申し出がありました。

 組織委員会は、小山田氏の行為は断じて許されるものではないと考えますが、先日、本件についての反省とお詫びを受け入れ、開会式が迫っているなか、引き続き準備に努めていただくことを表明しました。しかし、これは誤った判断であると考えるに至り、この辞意を受け入れることといたしました。

 この間、多くの皆様に不快な思いをさせたこと、混乱を招いたことを心からお詫び申し上げます」

 小山田は過去の雑誌インタビューで障害を持つ同級生らに対するいじめを告白していたことが問題となり、19日に自身のツイッターで辞任を明らかにしていた。14日に開閉会式の制作・演出チームの一員として小山田を発表した組織委は、いじめの告白が発覚して本人が謝罪する文章をツイッターに掲載した後も「引き続き最後まで準備に尽力していただきたい」と続投の方針を示していた。

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