スタンレー杯決勝でライトニングが連覇に王手 カナディアンズに3戦全勝 7月の試合はNHLで初

[ 2021年7月3日 12:55 ]

第2Pにゴールを挙げたジョンソン(左端)に駆け寄るライトニングのチームメート(AP)
Photo By AP

 北米アイスホッケーリーグ(NHL)の王者を決めるスタンレー杯決勝は2日、カナダ・ケベック州のモントリオールで第3戦を行い、セントラル・ディビジョン3位から勝ち上がった昨季覇者のライトニングが、6―3でノース・ディビジョン4位から進出した地元のカナディアンズを下して3戦全勝。2年連続3回目の優勝に王手をかけた。

 第3戦ではセンターのタイラー・ジョンソン(30)が2ゴールをマーク。5日の第4戦に勝てば、1998年のレッドウイングス(対キャピタルズ)以来となる4戦全勝のスイープを達成し、2016年と17年のペンギンズ以来の連覇を達成することになる。

 リーグ史上最多の24回目の優勝を誇るカナディアンズは地元でも敗れて崖っ縁。スタンレー杯決勝では1942年にメープルリーフスがレッドウイングスを相手に3連敗から4連勝して逆転優勝を飾ったケースがあるが、カナディアンズの28年ぶりの覇権奪回は絶望的な状況になってきた。

 なおNHLは通常10月にレギュラーシーズンが始まってスタンレー杯決勝は6月に終わるが、新型コロナウイルス感染の影響で今季は1月に日程を短縮して開幕。途中でシーズンが中断となった昨年は史上初めて8月に試合が行われたが、7月にNHLの試合が行われたのはこれが初めてとなった。

続きを表示

2021年7月3日のニュース