勝敗の鍵は適応力 パナソニック・ディーンズ監督が会見

[ 2021年5月20日 18:12 ]

パナソニックのロビー・ディーンズ監督
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 ラグビートップリーグ(TL)パナソニックのロビー・ディーンズ監督(61)が20日、今月23日の日本選手権兼TLプレーオフトーナメント決勝・サントリー戦(東京・秩父宮ラグビー場)を前にオンライン取材に応じ、「(戦局への)できるだけ早い適応が求められる。我々にとっても勝敗の鍵になるが、選手はそういう試合のために1年間準備をしてきた。いい試合になると思う」と決戦を見据えた。

 サントリーは準決勝のクボタ戦で前後半計40本近いキックを用い、相手を混乱に陥れた。その中心にいるのがニュージーランド代表SOのボーデン・バレット。予測不能なプレーへの対処が求められるが、「相手が仕掛けることにどれくらい対応できるか。疑いの余地がないのは、いい試合になるということ。ファイナルに相応しい試合になる」と改めて強調した。

 プレーオフに入って欠場が続くフッカー坂手淳史主将、WTB竹山晃暉らケガ人についても、「順調に来ている。メディカルがたくさんの力を注いでくれて、決勝に向けていい準備ができている」と話した。4月に順大医学部に進学したWTB福岡堅樹にとっては、いよいよ引退試合に。指揮官は「どんな結果になっても最後。結果がどうであろうと、福岡は素晴らしいことを成し遂げたと思う」と称えた。

 決勝は22年1月の新リーグ開幕を控え、03年に始まった現行TL最後の試合となる。優勝回数はパナソニックが4回で、サントリーが東芝と並ぶ最多タイの5回。最多タイか、それとも単独最多か。至高の最終決戦を、元オーストラリア代表ヘッドコーチの名将自身が心待ちにしている様子だった。

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2021年5月20日のニュース