レイカーズが西地区の第7シード! ジェームズ起死回生の決勝3P 大坂なおみも応援

[ 2021年5月20日 13:54 ]

残り58秒、カリーの目の前で決勝の3点シュートを決めるジェームズ(AP)
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 NBA昨季のファイナル王者で西地区全体7位となって「プレー・イン・トーナメント」に回っていたレイカーズ(42勝30敗)は19日、地元ロサンゼルスで今季2勝1敗だった8位ウォリアーズ(39勝33敗)に103―100(42―55)で辛勝。今季「73試合目」で第7シードの座を確保した。第3Qまでは一度もリードを奪えなかったが、同点5回、勝ち越し6回という第4Qのシーソーゲームを制してプレーオフに進出。ファイナル連覇を目指すレイカーズはプレーオフ1回戦で、今季1勝2敗の2位サンズ(51勝21敗)と対戦することになった。

 レギュラーシーズンを5連勝で終えていたレイカーズは序盤でシューティングが不調。前半でレブロン・ジェームズ(36)はフィールドゴール(FG)を7本中6本、アンソニー・デービス(28)は12本中10本を外して得点は伸び悩んだ。

 しかし第4Qに入ると二枚看板が本領発揮。22得点、11リバウンド、10アシストで今季6回目のトリプルダブルを達成したジェームズは、100―100で迎えた第4Qの残り58・2秒、ショットクロックぎりぎりで放った距離34フィート(10・4メートル)の3点シュートを気合で?ねじ込んでこれが決勝点。デービスも第4Qの13得点を含む25得点と12リバウンドを稼いで勝利に貢献した。

 本拠地ステイプルズ・センターには収容能力の32%に相当する6022人が詰めかけ、女子テニスの大坂なおみ(23)も観戦。地元ファンの声援に応えてレイカーズは貴重な白星をもぎ取った。

 ウォリアーズはレギュラーシーズン終盤で7連勝を飾っていたが惜敗。ステフィン・カリー(33)が6本の3点シュートなどで37得点を稼いで王者を苦しめたが、第4Q開始直後から連続8失点を喫し、勝負どころで競り負ける形となった。

 ウォリアーズはこの日スパーズを下した9位のグリズリーズと21日に地元サンフランシスコで対戦。勝った方が西地区の第8シードとしてプレーオフに進出し、1位のジャズと顔を合わせることになる。

 なお前日にセルティクスに敗れた東地区全体8位のウィザーズは、20日(日本時間21日)に同9位のペイサーズと最後のプレーオフ枠をかけて対戦する。 

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