アマの“タイガー”杉原大河、首位タイ浮上 名前の由来、ウッズと同じ赤シャツ&黒パンツでベストスコア

[ 2021年5月15日 05:30 ]

男子ゴルフツアー ダイヤモンド・カップ第2日 ( 2021年5月14日    神奈川県 相模原GC東C=7298ヤード、パー72 )

3番、第2打を放つ杉原(撮影・沢田 明徳)
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 18位からスタートした東北福祉大4年のアマチュア、杉原大河(21)がボギーなしの7バーディーで回り、2日目ベストスコア65で通算8アンダーと伸ばして首位に立った。1打差3位には星野陸也(25=フリー)ら3人がつけ、初日首位の杉浦悠太(19=日大2年)は3打差8位に後退した。

 タイガー・ウッズにちなんでつけられた大河(たいが)の名の通り、赤いシャツに黒パンツの杉原が躍動。初日の杉浦に続き2日目もアマが首位に立った。スタートの10番で5メートルを沈めると前半5バーディー。後半も伸ばし、最終9番は4メートルのパーパットを沈めた。ボギーなしで終えツアー自己ベストの65をマークした。

 「ティーショットが悪く、フェアウエーに行ったのは2ホールだけ。でも2打目以降が良かった」と振り返ったように、10番はラフから、13番は右の林からバーディー。「打ってはいけないところは避けられたので、狙えました」とコースマネジメントの巧みさを生かした。

 男子ゴルフは今年、東北福祉大旋風が吹き荒れている。海外では松山がマスターズ制覇。国内は4戦中3戦でOBが優勝した。「松山さんは雲の上の人、金谷さんは1学年上で面倒を見てもらいました」。その偉大な2人に続くアマチュアVへ「こんなチャンスはなかなかないので、意識してやりたい」と意欲をのぞかせた。

 ◆杉原 大河(すぎはら・たいが)1999年(平11)11月4日生まれ、徳島県出身の21歳。徳島・生光学園から東北福祉大に進学し現在4年生。父・剛毅さんの勧めで5歳からゴルフを始める。11年全国小学生大会優勝。13年全国中学校選手権夏季大会優勝。14年世界ジュニア優勝。19年は日本学生、下部ツアーを制した。昨年の日本オープン5位。平均飛距離は300ヤードでアイアンが得意。1メートル75、80キロ。

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