丸川五輪相 選手らの入院先の指定病院「丸ごと全ておさえてしまうものではない」

[ 2021年4月30日 10:31 ]

 丸川珠代五輪相(50)は30日、閣議後の定例会見を行った。大会組織委員会が東京五輪、パラリンピック大会期間中に新型コロナウイルスの感染が判明した選手や関係者を受け入れる指定病院を、30カ所程度確保する方向で調整しているという報道について「丸ごと全て、そのためだけにおさえてしまうものではないという理解です」と言及した。

 変異株の感染拡大により医療体制が逼迫(ひっぱく)する中、懸念の声も挙がっているが「地域医療に支障が生じない範囲で、大会指定病院として必要な医療サービスを提供していただくということで個別に調整を行っている」と説明した。

 また、丸川五輪相は27日の定例会見で大会期間中の東京都の医療体制について「何も聞こえてこない。当事者として方向性を示していただきたい」と苦言を呈していたが、小池百合子都知事(68)からは「現状の感染対策について説明がありました」と明かし、「人の流れが生じることの対策を含む、地域医療に負担をかけない形での東京大会での医療体制のあり方、その点について早期に調整を行うと聞いております」と述べた。

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2021年4月30日のニュース