女子ソフト・トヨタ自動車が地元大会白星スタート 峰が殊勲打!

[ 2021年4月23日 23:28 ]

 第54回日本女子ソフトボール1部リーグは23日、愛知県豊田市の豊田市運動公園野球場でトヨタ自動車―日立戦が行われた。

 トヨタ自動車は4回1死三塁、5番のDP・峰幸代(33)が左前打を放ち先制。6回には4番・古沢春菜内野手(28)の左前適時打などで2点を追加し、三輪さくら(23)、後藤希友(20)の零封リレーで地元開催大会の初日を飾った。

 峰は「(2ボール)2ストライクだったので、球を絞るよりも自分が何をできるかと考えていた」と殊勲打を喜んだ。

 08年北京五輪の金メダルメンバーながら、若手に経験を積ませるチーム方針により試合でマスクを被ることはめっきり減った。それでも、チームの一員としてやるべきことは山ほどある。若手投手陣がゲームに向けてコンディションを整える準備段階でのアドバイス。相手チームのデータを分析してチームとしての戦い方の道しるべを見つける。「経験値の高さをチームが勢いづくように出来たらうれしい」

 チームは中心選手の移籍が吹き荒れた影響を受け、新たなチーム作りが急課題となっている。前節はまさかの連敗を喫したが、ここ数年常にトップグループで優勝争いに絡んできたプライドがある。負けられない地元での大会初日で今季4勝目を挙げ、負け越し状態に転落することは免れた。中西あかね監督は「チームは大きく変わりつつある。その中でどうやって戦っていくか。自分たちのソフトをどうやってやっていくか」と過渡期にありつつも、常に上位を目指す姿勢を見せた。

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2021年4月23日のニュース