橋本聖子会長、日本選手団のワクチン優先接種「一切伺っていない」

[ 2021年4月23日 18:34 ]

東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長
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 東京五輪パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長が23日、都内で定例会見を行った。日本選手団に新型コロナウイルスのワクチン優先する案については「ワクチンについては政府が決定されること。それに従う」とし「今現在日本政府として、日本選手団に対しての優先接種があるとは一切伺っていない」と語った。

 一方で、来日する他国のアスリートのワクチン接種については「IOC理事会でもバッハ会長が“ワクチンを前提としない大会だが、主催国、日本国民の皆さんの安心安全の環境を整えるにはそれぞれの選手団、NOCができる限り接種するのは望ましい”とおっしゃっていた。その話は前々からされていた。日本に来る選手団がワクチンを接種して来ることについては、今後どのような形で受け入れしていくことができるのか。全体的なことを踏まえて決めるべきところを決めることになる」とした。

 また、夏冬含め7度目の五輪出場がある橋本会長は、自身なら東京大会に出場したいかという問いに「自国開催の大会は二度と巡ってくることもない最大のチャンス。自国開催でメダルを獲る大きな夢は、誰にもなし得ることもできない巡り合わせ。もし今回私がアスリートなら自国開催の大会は出たいと思う」と自身の思いを語った。

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2021年4月23日のニュース