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松山英樹「マスターズ方式」で5月全米プロへ!偉業の裏に“前週の試合経験”

[ 2021年4月15日 05:30 ]

マスターズを制し、グリーンジャケットを着て喜ぶ松山(AP)
Photo By AP

 男子ゴルフ界で最も権威ある大会は4大メジャーと呼ばれる。次戦、メジャー連勝を狙えるのは松山英樹だけだ。次なるターゲットの全米プロ選手権(5月20日開幕、サウスカロライナ州)に、前週の試合に出場してメジャー本番を迎える「マスターズ方式」で臨むことを決めた。

 これまでは前週は試合に出場せず、調整に充ててメジャーに臨むことが多かった29歳。しかし今回は前週のテキサス・オープンに出場し、翌週に臨んだマスターズを制した。全米プロでも同じく前週(5月13~16日、テキサス州)に開催される「AT&Tバイロン・ネルソンは出る予定」と明かした。

 1週前の発見が、日本人初の偉業達成につながった。テキサス・オープンで初日に67で4位発進も、2日目以降は伸ばせず30位。「きっかけは前の週。良くない3日間が続いた時、なんでこんなに怒ってるのかと自分にあきれた。ミスをしても怒らず、やってきたことを信じようと決めた」。マスターズでの感情コントロールの裏には、前週の試合での経験があった。

 全米プロは松山にとって、過去に最もメジャー制覇が近づいた大会の一つ。過去8度の出場でトップ5が2度。特に17年には最終日後半を首位で迎えるも、ジャスティン・トーマス(米国)に優勝をさらわれ涙した。メジャーのうち、同大会だけは一度も予選落ちがなく好相性。「頭が切り替わった時にまた、メジャーに勝てるように。いい戦い、いい報告ができるように頑張りたい」と力を込める。

 もちろん一つでも多くメジャーを勝つことはゴルファーの夢。さらなる勝利への期待に「そういう気持ちは少なからずあるけど、本当に疲れて。初めてクラブを握りたくないなと思っている」が本心だ。それでも日本のエースは「少し余韻に浸りながら、ゴルフをしたいと思う時が来たときに、しっかりと目標を立てて頑張りたい」とも言った。今年は東京五輪が開催される特別な年。4大メジャーを全て制するグランドスラム、そして五輪金メダルも含めた「ゴールデンスラム」と夢は膨らむ。

 《グリーンジャケット常に「持ち歩く」》マスターズ優勝者に贈られる「グリーンジャケット」の保管方法について松山は「常に持ち歩こうとは思っています」と明かした。オーガスタ・ナショナルGCの名誉会員として贈られるジャケットは通常はコースに保管されており、優勝した1年間だけ持ち出すことが許されている。米国を出発する際には空港のイスの背もたれに丁寧にかけていた様子が目撃されていた。「どっかに置いてなくなるよりも、自分が持っていた方がいいのかなと」。松山とともに世界を旅することになりそうだ。

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