サクラフィフティーン谷口 今秋のW杯へ不退転の決意「一つの区切り」

[ 2021年3月2日 13:46 ]

ラグビー女子日本代表の和歌山合宿で練習に励む谷口令子(中央)(C)JRFU
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 和歌山県で合宿中を行っているラグビー女子日本代表のWTB谷口令子(のりこ、28=アルカス熊谷)が2日、オンライン取材に応じ、今年9月18日に開幕するW杯ニュージーランド大会を、選手生活の集大成と位置付けて臨む覚悟を示した。

 7人制で16年リオデジャネイロ五輪に出場した谷口は、翌17年に開催されたW杯アイルランド大会を目指すも、大会直前のケガで出場を逃した。東京五輪の延期が決まり、7人制と15人制、どちらかを選択せざるを得ない状況となったことで、「いろいろと考え、私自身が15人制が好きで、心から楽しんでいると感じた。心が揺れたが、最後はW杯で最高の結果を残せるようにと専念した」と明かした。

 W杯を最後に引退すると明確に決めているわけではないというが、「トップの状態で体も心もやれるのは、今がベスト」と自己分析。「W杯でやり切った後に、まだプレーできる状態だったら先を目指すが、今の時点では一つの区切りになると思っている」と強い決意で初のW杯を目指す覚悟を示した。

 当初は今月に香港でアジア最終予選が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で中止に。代替開催の時期など、現在のところ未発表のまま、合宿を行っている。はっきりと目標が定まらない中での合宿となっているが、谷口は「大多数の選手は前向き。とにかく準備する。マインドを上げていこうと、前向きに進んでいる」と断言。合宿では紅白戦も実施しており、順調に強化が進んでいる様子を明かした。

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2021年3月2日のニュース