複合男子団体 3大会連続で4位 エースの渡部暁「順当と言えば順当」

[ 2021年3月2日 05:30 ]

ノルディックスキー世界選手権第5日 ( 2021年2月28日    ドイツ・オーベルストドルフ )

後半距離で力走する渡部暁斗(左)
Photo By 共同

 複合男子団体は渡部暁斗(32=北野建設)永井秀昭(37=岐阜日野自動車)渡部善斗(29=北野建設)山本涼太(23=長野日野自動車)で組んだ日本は4位だった。前半飛躍(ヒルサイズ=HS106メートル)は3位につけたが、後半距離(20キロ)で順位を落とした。

 日本は3強の牙城を崩せず、3大会連続の4位に終わり、渡部暁は「順当と言えば順当」と淡々と振り返った。

 トップのオーストリアから30秒差でスタートした後半距離は、1走にエース渡部暁を起用。序盤で勝負に出ると予想したノルウェー、ドイツと集団で追い上げる作戦だったが、両チームとも1走は抑えたオーダーとなり「走力的に僕が一人で引かないといけない展開になって、差を詰め切れなかった」。約4秒縮めたが、2走の永井からずるずると引き離されていった。

 得意の前半飛躍で3位と出遅れたことが最大の敗因だが「僕たちが30秒とか1分先に出たところで、簡単にメダルが獲れるかというとそうではないと思う」と分析。「日本チームには走力強化が必要だと改めて感じた」と課題を再確認していた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年3月2日のニュース