山口香JOC理事 “安心安全五輪”具体策見えない状況を憂慮「情報が出てこないだけと信じたい」

[ 2021年3月2日 20:55 ]

JOCの山口香理事
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 日本オリンピック委員会(JOC)理事で、柔道元世界女王の山口香氏(56)が2日、BS-TBSの報道番組「報道1930」(月~金曜後7・30)に生出演し、東京五輪・パラリンピックの分散開催案について「もうその時期は過ぎた」と述べた。

 番組では、新型コロナウイルス感染を広げることなく大会を成功させた、2月のテニス全豪オープンの感染予防対策について特集。同大会の運営責任者のグレイグ・タイリー氏は番組の取材に、東京五輪・パラリンピックについて「私ならオリンピック(の開催期間)を延長することも視野に入れるでしょう」と私案を口にした。

 山口氏も「昨年の夏頃、分散開催というのも申し上げたことがあった」と話し、「もうその時期は過ぎたと思います。5カ月を切った中で、今さら分散開催などということはもう不可能に近いと思います」と、分散開催案は非現実的になったとの見解を示した。

 以前から海外からの観客を入れずに開催することを提案している山口氏は、「海外からの観客を入れないというのも即時に決める。そして、たとえば関係者の人たちをどうコントロールするか、こういうふうにコントロールできればやれるんじゃないかというのをどんどん決めていくしかない。一刻の猶予もない」と、迅速な意思決定と、それに向けた準備の必要性を訴えた。

 一方で山口氏は、感染防止の具体策が一向に出てこないことを憂慮。「(対策を)やってるんでしょうけど、情報が出てこないだけだと信じたいです。今の感じだと『安心、安全の対策に努めてやっていきます』というコメントはよく聞くんですが、具体的なことが出てこない。私を含めて、国民は何をやってるんだろう?というのが見えてないのが実際」と厳しい言葉を並べた。

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