“2試合連続V”狙う原英莉花 今年初戦へ「いい方に仕上がっている」

[ 2021年3月2日 20:17 ]

<ダイキンオーキッドレディス練習日>練習グリーンで笑顔を見せる原英莉花(撮影・沢田 明徳)
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 国内女子ゴルフの今年初戦ダイキン・オーキッド・レディースは4日から4日間、沖縄・琉球GCで開催される。原英莉花(22=日本通運)は2日、アウト9ホールを回った。

 小雨まじりの強風が吹き付ける悪条件下でのラウンド。ティーショットで同伴競技者を50ヤード近く引き離し、コンディションの良さを示した。時間を割いたのがウエッジでのショット。100ヤード以内からグリーンを狙い、グリーン周りのラフからアプローチを繰り返した。

 ホールアウト後の公式会見では「調整はまあまあうまくいっている。寒いところで練習していたので、気温差で距離感をつかむのが難しいけど、スイングや感覚はいい方に仕上がっている」と好調さを強調した。

 昨年はメジャー2連勝を飾ったが「ショットに納得していない中でツアーを戦っていた」という。昨年12月の全米女子オープンは予選落ち。「海外選手との弾道の違いを間近で感じた。凄くいい刺激になった」。

 オフは師匠の尾崎将司(74=I・S・T)のもとでショットを打ち込み、飛距離が稼げるドローボールと、ピンをデッドに狙える高い弾道の習得に時間を割いた。

 新たな武器も手に入れた。1Wを昨年の最終戦で使ったミズノST200Xから、高弾道でボールがつかまりやすい同ST―Xに替えた。「飛んでいるし、ランも出ている。味方になる」と投入を決断した。

 昨年の最終戦ツアー選手権リコー杯を制しており、勝てば2試合連続優勝。原は「1試合1試合勝つぞという気持ちで戦いたい」と闘志をにじませた。

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2021年3月2日のニュース