レブロン・ジェームズとイブラヒモビッチが異種競技の“場外乱闘”

[ 2021年2月28日 00:57 ]

レブロン・ジェームズ(AP)
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 バスケットボールとサッカーのスーパースターが海を越えて舌戦を展開した。政治や社会問題に関して積極的な発信を行うNBAレーカーズのレブロン・ジェームズ(36)に対し、セリエA・ACミランのFWズラタン・イブラヒモビッチ(39)が26日に突然の猛批判。「彼はとても好き。(選手として)驚異的だと思うけど、高い立場の人間が政治を語るのは好きじゃない。得意なことだけやればいい」と発言。米MLSギャラクシーでプレーした経験もある元スウェーデン代表の怪物ストライカーは「俺がサッカーをするのは一番得意だから。(政治に口出しするのは)人が有名になって一番最初にするミス」などと訴えた。

 これには過去にトランプ前米大統領とも舌戦を繰り広げ「キング」ともあだ名されるジェームズが黙っているはずもなく、27日の試合後に反論した。「間違ったことに口は閉ざさない。平等や社会正義、人種差別に関して考えを説く。米国や世界での出来事を光で照らし続けるために自分の立場を活用する」と宣言。自身の信念を貫く姿勢を示した。

 元NBAのスーパースターであるマイケル・ジョーダン氏(58)も騒動に参戦した。イブラヒモビッチに対し「君は本当にサッカーが得意なんだから、レブロンに関して意見するべきではない」とツイート。国際的にも注目を集める異種競技の“場外乱闘”となっている。

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