前スポーツ庁長官の鈴木大地氏 女性蔑視発言の森喜朗前会長について語る「あの発言の後…」

[ 2021年2月27日 22:10 ]

1988年9月、ソウル五輪の競泳男子100メートル背泳ぎで金メダルを獲得した鈴木大地(共同)
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 ソウル五輪金メダリストで昨年9月にスポーツ庁長官を任期満了で退任した鈴木大地氏(53)が27日放送のABEMA「NewsBAR橋下」(土曜後9・00)に出演し、女性蔑視発言もあって辞任した東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗前会長(83)について、言及する場面があった。

 鈴木氏は「私はその場にいなかった」とした上で「日本オリンピック委員会の評議員会で、30~40分の話の中の一言なんですけど」とした上で、「あの発言の後、“俺、何か悪いこと言ったか?”」という状態だったという。「あの年代の方だと、何が一体悪いのという感じだった。あの年代で、今の(ジェンダーの)問題がどうなっているかは分からないですよね。どこがおかしいのか、なかなか分からなかったのではないか」と話した。

 その一方で「きめ細やかな仕事をされる方。心労も多かったと思う」と話した。「元総理大臣ということで、海外含めて一目置かれている部分がありますし、組織委員会での収入、スポンサー料とか、過去の組織委員会にないくらいものすごく集まる」とし「2019年にラグビーW杯をアジアに初めて、強豪国でないところにもってきたことがすごい」と話すなど、政界、スポーツ界にまたがる中で力を発揮した功績についても言及していた。

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2021年2月27日のニュース