有森裕子さん分析 日本新出なかった理由…レース形態“全て初体験”影響か

[ 2021年2月1日 08:05 ]

大阪国際女子マラソン ( 2021年1月31日    大阪市・長居公園南西口発、ヤンマースタジアム長居着の長居公園周回路=1周2.8キロを15周 )

<大阪国際女子マラソン>川内優輝(右から2人目)らをペースメーカーに、1周目を先頭集団で走る前田穂南(左から2人目)と一山麻緒(中央)(撮影・北條 貴史)
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 ほぼ平たんな周回コースに男子選手のペースメーカー、天気も上々。全ての条件がそろっていたにもかかわらず日本記録が出なかったのは残念でした。改めて過去の記録の偉大さを再認識したのはたぶん私だけではないでしょう。

 川内くんをはじめとする男子のペースメーカーは、初めてとは思えないほど正確にタイムを刻んでくれて、途中で激励の声まで掛けてくれました。やはり男子のペースメーカーは女子よりも余裕の幅が大きいので、誤差が少ない。彼らができることを全てやってくれたからこそ、一山も前田も最後まで粘れたのだと思います。

 記録が出なかったのは、レースの形態など全てが初めての経験だったことが少し影響したのかもしれません。もちろん、選手個々には反省すべき点がいろいろあるでしょうが、大事なことは今回の経験を次につなげることです。

 2人ともレース後の会見では反省とともに収穫も口にしていました。自分に足りないものを見つけ、それを克服していけば必ず次につながります。今は声高に「五輪」と言えるような状況ではありませんが常に精進を怠らなければ、きっと報われる時が来るはずです。(92年バルセロナ五輪銀、96年アトランタ五輪銅メダリスト)

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