錦織圭 豪でマスクなし外出「不思議な感覚」 隔離生活中も練習は問題なし

[ 2021年2月1日 14:20 ]

錦織圭(AP)
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 男子の国別対抗戦ATPカップ(2日開幕、メルボルン)に出場する日本代表が1日、現地で会見に臨んだ。2週間ホテルの一室から一歩も出られない隔離生活を強いられた錦織圭(31=日清食品)は隔離期間中も毎日3~4時間の練習を確保。部屋の壁に向かってボールを打ったり、トレッドミルやエアロバイクで体力維持にも励んだ。

 「トレーニング的には問題なくできていた」と強調した上で「風がなかったり、太陽も1日数時間しか当たらなかったり、そういう点でメンタル的に滅入ることはあった」と説明。1月30日から屋外コートでの練習が可能となり「あんまり感覚を失ってないと思った。最初はゆっくりやったが、それでも筋肉痛はめちゃくちゃ出た」と明かした。

 オーストラリアは厳しい入国規制を敷いており、メルボルンでは感染者が出ない日も多い。錦織は「最初は外に出るのが怖かった。皆がマスクなしで外や建物の中を歩いているのは不思議な感覚でしたね。米国、日本では皆マスクしているので」と語った。8日開幕の全豪オープンでは最大で1日3万人の観衆を入れる予定。選手も入国から2週間の隔離後は、マスクなしで自由な外出が許されている。

 ATPカップはシングルス2試合、ダブルス1試合で争う。12カ国が4組に分かれ、各組1位が準決勝に進出する。D組の日本は錦織、西岡良仁(25=ミキハウス)、マクラクラン勉(28=イカイ)、松井俊英(42=ASIA PARTNERSHIP FUND)の4人がエントリー。3日の初戦でロシア、4日の第2戦でアルゼンチンと対戦する。

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2021年2月1日のニュース