76ersのセス・カリーがコロナに感染 6日にウィザーズと対戦

[ 2021年1月8日 15:37 ]

ウィザーズ戦に出場していた76ersのセス・カリー(AP)
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 NBAは7日に各地で5試合を行い、ネッツは地元ブルックリン(ニューヨーク州)で東地区全体首位に立っている76ersを122―109(前半65―51)で下して5勝4敗。昨季16・8得点のスペンサー・ディンウィディー(27)が右膝のじん帯断裂、ケビン・デュラント(32)が新型コロナウイルス感染者への濃厚接触、そしてこの日はカイリー・アービング(28)までが「個人的事情」でチームを離れたが、ベンチから出たジョー・ハリス(29)が6本の3点シュートなどで28得点、先発したキャリス・ルバート(26)が22得点、10アシストを挙げるなど、チーム一丸となって白星をもぎとった。

 76ersの連勝は5で止まって7勝2敗。ガードのシェイク・ミルトン(24)が24得点、センターのジョエル・エンビード(26)が20得点と12リバウンドを稼いだものの、終盤で勝機を見出すことはできなかった。

 この日は6日のウィザーズ戦で28得点をマークしていたガードでシューターのセス・カリー(30)が「足首の故障」を理由に欠場。スポーツ専門局のESPNによれば、その後新型コロナウイルスへの感染が判明したために76ersは地元のフィラデルフィア(ペンシルベニア州)には戻らず、全員ニューヨーク市内の宿舎にとどまり濃厚接触者の割り出しが始まっている。カリーは第1Qまでマスク姿でベンチに座っていたが、検査で陽性反応が出たことを知らされるとアリーナを退去。このとき、隣の席にはチームの大黒柱、エンビードとサム・カセール・アシスタントコーチ(51)が座っており、今後の動向が注目されている。また直前に対戦したウィザーズに対しても濃厚接触の有無を含めた追跡調査が始まると見られている。ウィザーズが対戦したチームの中から感染者もしくは濃厚接触者が出たのは今季8試合を消化した段階で早くも3度目となった。
 
 ウォリアーズのステフィン・カリー(32)の実弟でもあるセスはデューク大からドラフト外でNBA入り。昨季はマーベリクスで64試合に出場して12・4得点をマークし、3点シュートの成功率は45・2%(リーグ3位)を記録していた。2019年9月に結婚したキャリー夫人は、今季から76ersを率いているドック・リバース監督(59)の娘で、チーム内で指揮官とは義理の親子という関係になっている。

 王者レイカーズは地元ロサンゼルス(カリフォルニア州)でスパーズに109―118(前半56―65)で敗れて6勝3敗。レブロン・ジェームズ(36)が27得点、6リバウンド、12アシスト、アンソニー・デービス(27)が23得点と10リバウンドを稼いだものの、チームの3点シュート成功率は31・0%(30本中10本)に低下し、連勝は4で止まった。

 スパーズは4連敗のあと白星を2つ並べて4勝4敗。ベテランのラマーカス・オルドリッジ(35)が28点、デマー・デローザン(31)が19点をマークし、今季のレイカーズ戦では3戦目で初勝利を挙げた。

 トレイルブレイザーズに敗れたティンバーウルブスは6連敗。マーベリクスは延長(15―9)での9得点を含む38得点と9リバウンド、13アシストを記録したルカ・ドンチッチ(21)の活躍で、延長の末にナゲッツを敵地デンバー(コロラド州)で振り切った。

 <7日の結果>
*ネッツ(5勝4敗)122―109 76ers(7勝2敗)
キャバリアーズ(5勝4敗)94―90*グリズリーズ
スパーズ(4勝4敗)118―108*レイカーズ(6勝3敗)
*トレイルブレイザーズ(4勝4敗)135―117ティンバーウルブス(2勝6敗)
マーベリクス(4勝4敗)124―117(延長)*ナゲッツ(3勝5敗)

 *はホームチーム

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