11月場所優勝の貴景勝が稽古を再開 綱取りへ向け「いいスタートが切れている」

[ 2020年12月1日 16:31 ]

朝稽古を行う貴景勝(日本相撲協会提供)
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 大相撲11月場所で2度目の優勝を果たした大関・貴景勝(24=常盤山部屋)が1日、初の綱獲りとなる初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)に向け、東京都台東区の常盤山部屋で稽古を再開し、稽古後に電話取材に応じた。

 場所後はゆっくり自宅の風呂につかるなど体を休めることを優先しながら、焼き肉に出向くなど「食べたいもの食べさせてもらった」とつかの間の休日を楽しんだ。ただ、相撲のことだけに集中しないで過ごしたのは数日だけだったようで、稽古再開に備えて既に体づくりのための食事に戻しており、この日は張りのある体で稽古場に登場。四股、すり足などの基本運動が中心だったが「体もそんなに落ちていないし、いいスタートが切れているなと思う」と納得の稽古となった。

 今後の稽古プランは「いつも通り基礎で体をつくっていって、つくれたら実戦を積んで、また基礎をしてという、自分の感覚でいい流れをつかんでやっていけたら」という。18~23日には合同稽古が実施されるが「自分の体次第だが参加したいと思う。できる環境で一生懸命やれたら」と10月に続く参加を予定している。
 綱獲り場所に臨む心境については「成績を残さなきゃ上に上がれないので、とにかく一生懸命頑張ることしかできない。あまり深く考えず、伸び伸びやれたらなと思う」とベストを尽くしながらも気負わずにいこうと考えている。

 子供たちが相撲を始めるときには突き押しから教わることが多いが、突き押しだけで横綱まで上り詰めた力士が少ないことを問われると「押し相撲だけじゃ横綱になれないって自分で勝手に決めつけているからじゃないですか。自分でその可能性を止めてしまったら一生そこで終わりなんで。無理って言われているからやりがいを感じている部分もある。自分は押し相撲しかないので。小さい頃から目指してきたもので頂点に、横綱になりたいというのはある」と磨いてきた突き押しへのこだわりを吐露した。

 貴景勝の初優勝は、貴乃花部屋の消滅に伴い千賀ノ浦部屋に移籍した直後の18年九州場所だった。11月26日には部屋の名称が千賀ノ浦から常盤山に変更となっただけに、2度目の優勝は千賀ノ浦部屋の最後の場所となった。「結果的にそうなったけど、本当に良かったなと。また新しい名前の部屋でもいい成績を残したいと思う」とさらなる飛躍を期した。

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