浅田真央さん“真央リンク”実現へ始動「日本の子どもたちに良い環境で滑ってもらいたい」

[ 2020年12月1日 12:48 ]

30歳最初の公演でファンを魅了した浅田真央さん(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケート女子で10年バンクーバー五輪銀メダル、世界選手権3度制覇の浅田真央さんが1日、オンラインで取材に応じた。

 03年から密着取材してきたフジテレビの膨大なアーカイブから、浅田さんの100の言葉を厳選した書籍「浅田真央100の言葉」(扶桑社、1600円+税)が11月30日に発売された。「この本にスケート人生の全てが詰まっている。写真もたくさん入っていて、成長を感じることができた。その時にタイムスリップしたような気持ちになって、その時のことを思い出すことができた」と感想を話した。

 9月25日に30歳の節目を迎えた。「30の0は、また0からのスタート。選手として闘ってきた思いは忘れてはいけない。強い心を持って30代も過ごせていけたら」。自身が主役を務める浅田真央サンクスツアーは「(21年)4月に終わりを迎える」とし、「そこからはまず1つは“真央リンク”を作りたいという夢がある。もう1つは昔からの夢である田舎暮らしを少しずつ始めていきたい」と話した。

 “真央リンク”については、子どもの頃からコーチに「いつか真央のリンクを作ったらいい」と言われてきたものの、「なかなかそういう思いになれず、ずっとここまで来てしまった」と言う。「日本の子どもたちに良い環境で滑ってもらいたい。そこで私自身がアドバイスだったり、みなさんのためになることがあればやっていきたい」と明るい表情で意気込んでいた。

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2020年12月1日のニュース