史上初!来年6月に日本代表VS全英アイルランド代表ライオンズ ジョセフHC「一生に一度の機会」

[ 2020年10月22日 05:30 ]

ラグビー日本代表が全英アイルランド代表ライオンズと対戦する
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 歴史的な一戦が決まった。日本ラグビー協会は21日、日本代表が来年6月26日に英エディンバラで全英アイルランド代表ライオンズと対戦すると発表した。日本が1888年に初編成された伝統と格式ある同代表と対戦するのは、史上初めて。昨年のW杯での8強入りと、大会そのものを成功させた日本ラグビー界の実績が認められる形となった。

 ライオンズは1987年の第1回W杯以降は89年から4年に1度編成され、南半球に遠征。来年の南アフリカ遠征前の前哨戦の相手が日本となった。また複数国の選抜チームながら試合はテストマッチ認定され、キャップ対象試合となる。

 日本代表は新型コロナウイルスの影響で、今年の全試合が中止になった。ライオンズ戦がW杯後初のテストマッチとなる見通し。停滞したままの日本ラグビー界にとって、久しぶりに明るい話題となった。93年にニュージーランド代表の一員として対戦している日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチも「日本代表選手にとってはまさに一生に一度の機会であり、私自身も待ちきれません」とコメントした。

 ▼日本協会岩渕健輔専務理事 17年(の対戦に向けた交渉)がきっかけ。15年W杯で3勝し、交渉を始めた。今回、やっと組むことができたが、私としては日本で対戦したい。25年は日本でと思っている。当然オファーはしている。

 ▼ライオンズガットランド監督 日本はW杯で素晴らしいラグビーをした。勝利への意欲に満ちた状態でやってくるだろう。ハイテンポなプレーをする才能に恵まれたチームとの対戦は挑戦になる。

 ▽ライオンズ 1888年に初結成されたイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドの選抜チーム。89年以降は4年に1度編成され、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカの順に遠征し、代表チームや地元のクラブと対戦する。21年は南ア遠征の年で、同国代表戦3試合を含む8試合を予定。監督は前ウェールズ代表監督のウォーレン・ガットランド氏。選手にとってライオンズに選出されるのは、最大の栄誉とされている。

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