白鵬「不安がなくなってきた」 踏み込み強度増し 寄り返す軽やかさも

[ 2020年10月19日 05:30 ]

大相撲11月場所 合同稽古

稽古で汗を流す白鵬(手前は霧馬山)
Photo By 共同

 大相撲11月場所(11月8日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古が18日、国技館内の相撲教習所で行われ、右膝負傷で2場所連続休場中の横綱・白鵬(35=宮城野部屋)が稽古のペースを上げた。幕内・霧馬山と、相撲を取る動きを10度にわたって確認。踏み込みは徐々に強くなり、寄りを残して体を入れ替えたり、寄り返す動きもあった。

 代表取材に「重さも出てきた。だんだんと不安がなくなってきたかな、という気がする」と納得の口ぶり。左小手投げを打つ際には右脚だけで踏ん張る場面もあり「だんだんと痛みが薄れている感じじゃないか」とした。

 貴景勝と正代は連日、三番稽古を行っている。「まだペースを上げるのは早いと思うが、その中で自分たちの持ち味を出している。押して貴景勝、残して正代というね」と優勝争いのライバルとなる力士の状態を分析。合同稽古はきょう19日の休みを挟んで22日まで行われる。「火曜日(20日)から申し合いに入りたいと思う」とさらにペースを上げていく考えだ。

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2020年10月19日のニュース