東京五輪のコロナ対策&スムーズな入場へ「検温シール」導入も 組織委がテスト

[ 2020年10月19日 16:59 ]

東京五輪開催を待つ国立競技場
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会が新型コロナウイルスの影響で来年へ延期された大会で、競技会場などへの入場時の検査に「検温シール」の導入を検討していることが分かった。コロナ対策も踏まえて19日から都内で始まった入場時の実証実験で、非接触型検温器やサーモグラフィーなどと合わせてテストし、検査にかかる時間を測定。データを収集した上で、大会本番での観客・関係者のスムーズな入場を目指す。

 「検温シール」は手首など体に貼って体温を計るもので、数秒で発熱しているかどうかの判定が可能という。組織委の岩下剛警備局長によると、コロナ禍の国内で入場時の検温に使用された例はないそうで、「さまざまなやり方を検討している段階。凄く簡易な方法なのでやってみる」と話した。今回は外国製品を使用する。

 3日間の実証実験ではコロナ対策に加え、ペットボトルの持ち込みや試飲の有無、手荷物検査の強度など37のシナリオに分けて1時間に何人の入場が可能かを計測。入場時間の目標を設定し、本大会での警備体制にも反映させる。

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2020年10月19日のニュース