伊藤美誠 卓球女子W杯へ出発「命懸けで行っているみたいなもの」

[ 2020年10月19日 05:30 ]

オンラインで取材に応じた伊藤(提供写真)
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 卓球の伊藤美誠(19=スターツ)が18日、日本勢の先陣を切って成田空港から中国に出発した。2試合を予定しており、初戦は11月8日の女子W杯で、3週間も早く現地入りする。新型コロナウイルス感染拡大防止のため到着地の上海で隔離生活を求められるが、日本協会関係者によると、当初は3日間だった中国政府の要請が変更され1週間以上も練習ができない可能性があるという。

 中国は感染者を出さないために躍起で、上海から最初の大会会場となる威海市までの約900キロを12時間かけて専用バスで移動させる計画。省をまたぐ際は、PCR検査も予定されている。

 オンライン取材に応じた伊藤は「命懸けで行っているみたいなもので」と話し「正直、いつもだったら試合のことだけを考える」と不安も吐露した。それでも五輪のシード順に関わるポイントを獲得するために必死だ。21日は20歳の誕生日。「中国でいい試合をして、日本で乾杯したい」と気持ちを切り替えた。

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