明大 初有観客で3連勝 2259人の応援後押し

[ 2020年10月19日 05:30 ]

関東大学ラグビー 対抗戦Aグループ   明大33―17筑波大 ( 2020年10月18日    熊谷 )

<明大・筑波大>筑波大のタックルを粉砕する明大・箸本(中央)(撮影・吉田 剛)
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 5試合が行われ、対抗戦Aグループの明大は筑波大に33―17で競り勝ち、開幕3連勝を飾った。相手の激しいディフェンスに手を焼き中盤は膠着(こうちゃく)状態が続いたが、後半2トライで突き放した。早大、帝京大も大勝し、明大を含む3校が勝ち点15で並んだ。リーグ戦1部は流通経大が開幕3連勝を飾った。

 最後は明大がFW戦で上回った。後半13分に危険なタックルで1人がシンビン。危機的状況もNo・8箸本主将(4年)が「シンビンが出た時の方がいいディフェンスができた」と言うように、集中力を高めて無失点で切り抜けると、15人に戻った直後に反撃開始。得意のモールで認定トライを奪い、箸本は「点差を広げられなかったが、いい試合ができた」と満面の笑みだった。

 筑波大に3トライを許したが、要所では密集で反則を誘うなど、昨年度対抗戦王者の力を見せつけた。開幕3戦目で初の有観客試合。約2万4000席のスタジアムは、観衆2259人と厳しい入場制限が敷かれたが、田中澄憲監督も「今季初のスタジアムで、独特の緊張感や楽しみがあった」と振り返った。

 週初めには東京都世田谷区にある寮と道一本を隔てただけの日大で新型コロナのクラスターが発生。チームとして厳しい行動制限を設けており、箸本は「これ以上、厳しくできないほど行動制限をしているが、気は引き締まった」と話した。

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2020年10月19日のニュース