レイカーズが接戦を制して17回目の優勝に王手 ジェームズが28得点 V率は97%!

[ 2020年10月7日 12:53 ]

接戦を制して歓喜のポーズを見せるレイカーズのジェームズ(AP)
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 今季のNBA王者を決める「FINALS」は6日、フロリダ州オーランドで第4戦を行い、レイカーズ(西地区)が102―96(前半49―47)でヒート(東地区)を退けて3勝1敗。10年ぶり17回目のファイナル制覇に王手をかけた。

 レブロン・ジェームズ(35)は前半でターンオーバーを5回犯しながらも(計6回)、39分の出場で第4Qの11得点を含む28得点と12リバウンド、8アシストをマーク。42分出場したアンソニー・デービス(27)も22得点と9リバウンド、4ブロックショットを記録するなど、今季のオールNBAファーストチームに選出された主力コンビの活躍で勝利をものにした。ジェームズとデービスの合計出場時間(81分)は今ファイナルでは最長。ジェームズは今季の成功率が69・3%だった苦手のフリースローを第4Qでは7本すべてリングの中を通過させた。

 NBAファイナルで3勝1敗となったのはこれが36回目。過去35回中、ここから逆転優勝を飾ったのはジェームズが在籍していた2016年のキャバリアーズだけで、この時点でレイカーズのV率は97・1%。最終第7戦までもつれこんだのは3回しかなく、10回目のファイナルとなったジェームズにとっては自身4回目の王座獲得が目前に迫ってきた。

 試合は2ケタ点差が一度もない接戦。しかしレイカーズは90―88で迎えた第4Qの残り2分58秒、この日15得点を稼いだケンタビアス・コールドウェルポープ(27)が値千金の3点シュートを沈め、95―91だった残り1分25秒からは、ここまで得点のなかったライジョン・ロンド(34)のドライブインと、デービスの3点シュートで突き放した。レイカーズは第3Q終了時点で75―70。第4Qをリードして迎えた試合は今季56戦全勝となった。

 ヒートは第1戦で足底筋膜を断裂したゴラン・ドラギッチ(34)が3試合連続で欠場したが、同じく第1戦で首を痛めたバム・アデバイヨ(23)は3試合ぶりに戦列に復帰して第4戦では33分出場して15得点と7リバウンドを記録。第3戦で40得点、11リバウンド、13アシストでプレーオフで自身初のトリプルダブルを達成したジミー・バトラー(31)は22得点、10リバウンド、9アシスト、3スティールと健闘したが、勝負どころの第4Qで試合をひっくり返すことはできなかった。

 <2020年ファイナルの結果と日程>

 ▼第1戦(9月30日)=○レイカーズ116―98●ヒート
 ▼第2戦(10月2日)○レイカーズ124―114●ヒート
 ▼第3戦(10月4日)=○ヒート115―104レイカーズ
 ▼第4戦(10月6日)=○レイカーズ102―96●ヒート
 ▼第5戦(10月9日)
 ▼第6戦(10月11日)
 ▼第7戦(10月13日)

 *日付は米国時間

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