【女子ソフト連載・監督に聞く(1)】日本精工・遠藤麻美監督

[ 2020年8月24日 12:00 ]

日本精工・遠藤麻美監督(C)公益財団法人日本ソフトボール協会
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 待ちに待った熱き戦いがついに始まる―。第53回日本女子ソフトボールリーグ1部が9月5日に開幕の時を迎える。新型コロナウイルス感染拡大の影響で前半戦が中止。試合数は半数の1回総当たり11試合となった。「世界最高峰」リーグを牽引する12チームの監督に、短期決戦となった今季への意気込みを語ってもらう連載企画。1回目は3年ぶりに1部復帰を果たした日本精工の遠藤麻美監督に聞いた。

 《エース藤嶋中心に下剋上狙う》

 ―昨シーズン(2部で12勝0敗の1位)を振り返って。
「一昨年1部に上がれず、昨季は最終節を見据えて戦ってきた。対戦相手は予想していた外国人投手擁する大垣ミナモで、その投手をどう攻略するか1年間練習してきたことが試合で出せた。勝って昇格できて良かった」

 ―今年のスローガンは『下剋上~All―out to win~』
「下の者が上の者をしのぎ倒す。どのチームに対してもひるまずに勝利を目指して戦っていく。一人一人の個性を出し、一人一人が勝つために考え、周りへの感謝の気持ちを大切にしながら自分たちのソフトボールを証明していく」

 ―新型コロナウイルスによる自粛期間をどう過ごしたか。
「3月後半から練習試合がストップになり、4月からは何グループかに分け、少人数で練習してきた。7月からやっとみんなで顔を合わせての練習を再開でき、全体でノックした時は楽しそうな雰囲気があった。この状況でプレーできるのは幸せだな、当たり前じゃないんだな、と選手は言っていた」

 ―注目する投手は。
「藤嶋は以前1部に上がった時はかなり打たれてしまった。その時よりは制球面も緩急の面も力は付いている。オフの走り込みも増やした。精神的に強い選手なのでいかに自分の投球ができるか。藤嶋との2枚看板となる山田蓮にも期待している」

 ―注目する野手は。
「引っ張っていって欲しいのは1部経験のある野木、鬼澤、中村。その中で若手の黒木、沢らがいかに成長できるかが大事になってくる」

 ―新戦力で注目は。
「藤嶋、山田蓮に続き、山田玲菜がどこまで成長できるかに期待。野手では、久保の長打力に期待している」

 ―オフに取り組んできたことは。
「長打力が課題ということもあり、数多く振り込んできた。色々な種類のバットを使ったり、遠くに飛ばすということで軌道を上げ力強い打球が打てるよう練習に取り組んできた」

 ―具体的な戦い方は。
「機動力、長打を含め『打ち勝つ』戦い方で勝利していく。投手は藤嶋を中心に最少失点で抑えていく」

 ―後半戦だけとなった今季スケジュールについて。
「1部はよりデータが重視される。本来なら前半戦が終わればデータを取られて研究されるだろうが、3年ぶりに1部に上がった分、一発勝負だからこそプラスの部分があると思う」

 ―今季の抱負は。
「走攻守、全てにおいてレベルアップしてきた。今の戦力でどう勝つかを考えながら戦っていきたい。後半戦5勝以上を目指し1部定着を目標とする」

 ―最後にファンへのメッセージを。
「見ている人に一生懸命な姿で感動を与えたり、このチームを応援したいなと思ってもらえるようなプレーをしていきたい。1部定着できるように1勝でも多く勝てれば恩返しになると思うので頑張っていきたい」

 ※日本精工・藤嶋涼菜選手へのインタビュー動画は、弊社YouTube公式チャンネル「スポニチチャンネル」(https://www.youtube.com/channel/UCCDmd01WsuFBF8n3yMjHQ1A)において8月24日正午頃、公開予定です。

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